更年期は怖くない!更年期を笑顔で過ごすためのコツ!
あなたは女性ホルモンのことをどれくらいご存知ですか?
女性ホルモンは女性のライフスタイルにすごく影響を与えています。
女性ホルモンは他のホルモンと違い、一生分泌され続けるホルモンではありません。
20代後半をピークに30代以降は徐々に分泌量が減少していきます。
この女性ホルモンの変化によって、女性の身体には不調や体型の変化が現れ、
いわゆる『更年期』が訪れます。
更年期による影響を最小限にするには、ホルモンの仕組みを知って
うまく付き合うことが重要です。
これから一緒に学んでいきましょう!
目次
- ○ 女性のライフステージ
- ○ 女性ホルモンとは一体なに?
- ・【エストロゲン(卵胞ホルモン)の主な働き】
- ・【プロゲステロン(黄体ホルモン)の主な働き】
- ・更年期の女性ホルモンの変化
- ○ 更年期による心と身体の変化
- ○ 女性ホルモンケアのポイント
- ○ まとめ
女性のライフステージ
女性の一生は「小児期」「思春期」「成熟期」「更年期」「老年期」と
大きく5つに分けられます。
女性ホルモンの分泌量によってライフステージが変化しますが、
更年期も思春期や成熟期と同様に誰もが経験するライフステージの1つです。
ただ、自分はいつから更年期のステージに入ったのかが分かりにくいため、
不調への対応が間に合わず、多くの人が悩んでしまいます。
小児期には女性ホルモンの分泌量はほとんどなく、
思春期から次第に増え始めて、20代になると分泌量はピークに達し、
その後30代、40代とゆるやかに減少していきます。
そして、50代に入ると急に増えたり急に減ったりを繰り返し、
やがて卵巣からのホルモンの分泌が止まります。
この急激な女性ホルモンの変化に脳や体がついていけず、
30代後半から始まるプレ更年期や、40代後半ごろからの更年期の不調が起こるわけです。
更年期は閉経を挟んだ40代半ば〜50代半ばにかけての約10年間を差し、
この10年間に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量は、
まるでジェットコースターのように急降下します。
更年期世代の女性はホルモンの分泌量の変化によって、
ホルモン・自律神経・睡眠・メンタル・食事・腸内環境・姿勢・呼吸など…
あらゆる乱れが現れ、様々な不調に悩まされます。
症状や重篤度は千差万別で、人によっては全く症状が出ない人もいます。
しかし、すべての女性の女性ホルモンの分泌は、確実にゼロに向かって減少を続け、
何も対処しなければいつの間にかすっかりへ老化した状態になってしまいます
女性ホルモンとのお付き合いは人生の約半分である40〜50年ほど。
あなたの一生にどう関わるかを知っておくと、体の変化にも柔軟に対応できます。
女性ホルモンとは一体なに?
女性ホルモンと聞くと“妊娠や出産にかかわるホルモン”
というイメージが強いかもしれません。
女性ホルモンは卵巣から作られるホルモンで、
女性の健康と密接に関わっています。
しかし、女性ホルモンの働きは妊娠や出産だけではありません。
ハリのある肌も、つややかな髪も、ウエストが引き締まった女性らしい体も
すべて女性ホルモンがもたらしてくれるありがたい効果です。
女性が健康で美しくあるために欠かせない女性ホルモンは
「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類にわかれます。
女性ホルモンと言えば一般的にエストロゲンを指しますが、
エストロゲンは美と健康に関与するエキスパート的な役割を担い
「守護神のホルモン」とも呼ばれます。
一方、プロゲステロンは、排卵後に妊娠をサポートするホルモンで子宮内膜を柔らかくして、受精卵の着床を助ける働きをします。
この2つのホルモンが正常に分泌されることで、周期的な生理がやってきます。
女性らしい身体を保つためには、この2つのホルモンバランスを整えることが大切。
まずはこの2つの女性ホルモンの違いや働きを知っておきましょう!
【エストロゲン(卵胞ホルモン)の主な働き】
○卵胞を成熟させる
○受精卵が着床しやすくなるように子宮内膜を厚くする
○乳房の発達を促す
○肌の潤いを保つ
○髪をつややかにする
○骨や血管を強く保つ
○代謝を促す
○メンタルを安定させる
「エストロゲン」は女性らしさを保つ“美のホルモン”です。
【プロゲステロン(黄体ホルモン)の主な働き】
○体温を上げ、妊娠に適した状態を維持する
○子宮内膜の働きを維持する
○食欲を促す
○皮脂の分泌を活性化させる(ニキビが出来やすくなる)
○体内に水分を蓄積する(便秘やむくみが起こる)
「プロゲステロン」は妊娠・出産に深く関わる“母のホルモン”です。
たまに嬉しくない働きをしてしまうことも多いです。
更年期の女性ホルモンの変化
女性の健康はこの2つの女性ホルモンよって強固に守られていますが、
残念なことにその守りにも限界があります。
原因は卵巣の寿命です。
更年期になると卵巣の衰えにより排卵が不安定になり、
妊娠に備える役割があるプロゲステロンの分泌がなくなります。
その後、エストロゲンも減ってきます。
こうした女性ホルモン分泌量の急激な変動により心や体がゆらぎ、
更年期特有の様々な症状が現れます。
更年期による心と身体の変化
女性ホルモンが最も多く分泌される
いわゆる女性ホルモンの黄金期は、20代〜30代の時期です。
しかし、いくら黄金期といってもストレスや不規則な生活、過度なダイエットが続けば、
ホルモンの司令塔である視床下部からの卵巣への指令がうまく出せなくなり、
女性ホルモンの分泌が不安定になります。
女性ホルモンが周期的に分泌されなくなると
生理不順や無排卵など生理が正常にこなくなると共に、
肩こりや冷え、むくみ、肌荒れ、イライラ、疲れやすくなる
などの心身の不調があちこちに現れ始めます。
女性ホルモンは一生分泌されるホルモンではないため
30代以降は徐々に分泌量が低下していきます。
そして、40〜50代に入ると急に増えたり、急に減ったりを繰り返し、
やがて卵巣からの分泌が止まります。
45歳頃から55歳頃までの『更年期』と呼ばれる時期は、
女性ホルモンの分泌が不安定になるため、
この急激な女性ホルモンの変化に脳や体がついていけず、
心身ともに不調が多くなります。
不調は体からのSOSです。
このくらいは大丈夫だろうと思わずに、十分な休息やバランスの良い栄養を取るなど、
しっかりケアをしましょう。
女性ホルモンケアのポイント
女性ホルモンの分泌を崩さないためには、「運動」「食事」「睡眠」の
3つのバランスを均等に保つことが必要です。
運動は筋トレやストレッチ、有酸素運動など自分に合った続けられるものを取り入れてみましょう!
専門家にオーダーメイドの運動メニューを作ってもらうのもおすすめです。
食事は体に必要な栄養をきちんと知り、バランスの良い食事を心がけましょう。
栄養バランスの悪い食事や間違った食事制限は、
女性ホルモンを乱して、心身の不調をまねいてしまうので注意が必要です。
たとえ運動と食事を頑張っていても、睡眠をきちんととっていなければ
ホルモンバランスは整いません。
必要な睡眠時間は人それぞれなので、しっかりと寝る時間を確保した上で
日中眠くならない、自分にとって最適な睡眠時間を見つけましょう。
望ましい睡眠時間を確保することで、成長ホルモンを味方につけることも大切です。
この3つの要素が均等になると、ホルモンバランスが整います。
デスクワークが増えて歩く機会が減った人は運動不足になりがちなので、
再度3つのバランスを見直してみましょう!
まとめ
⚪︎ 更年期世代の女性はホルモンの分泌量の変化によって、
あらゆる乱れが現れ、様々な不調に悩まされる
⚪︎症状や重篤度は千差万別で人によっては全く症状が出ない人もいる
⚪︎ 女性が健康で美しくあるためには女性ホルモンは欠かせない
⚪︎ 女性ホルモンの分泌を崩さないためには
「運動」「食事」「睡眠」の3つのバランスを均等に保つことが必要
オトナ女子の美と健康はホルモンがすべて。
更年期世代特有の不調を根本から解決して
乱れがない心地よい身体を手に入れたい方は、
『整体サロン ウッドベル』へお気軽にご相談ください。
参考文献:更年期、私のトリセツ
無理をしない、がんばらない。
閉経後までを考える更年期の解説書
監修:対馬 ルリ子
発行所:株式会社つちや書店
参考文献:更年期ってこういうこと図鑑
監修:石原 新菜
発行所:株式会社宝島社