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女性が眠れなくなる原因と睡眠改善へのアプローチ

人生の約3分の1の時間を占める睡眠。

あなたは快適な睡眠ライフを過ごせていますか?

現代社会では、『なかなか眠れない…』『眠りが浅い…』など
睡眠障害に悩まれる方が増えています。

睡眠について今よりさらに深く知ることで、
あなたの睡眠生活を豊かにすることができます。

睡眠が変われば、あなたの人生に大きく影響するかもしれません。

今回は、女性が眠れなくなる原因を分かりやすく解説し、当サロンでの睡眠障害へのアプローチをご紹介します。

目次

日本人の睡眠時間は世界的にも短い

あなたのいつもの睡眠時間はどのくらいですか?

現代の忙しい生活の中で、仕事もプライベートも充実させようと思い、
「寝る時間を少しでも削って頑張ろう」と考える人も多いのではないでしょうか?

睡眠時間を削って頑張る…とは言っても、
十分な睡眠は健康的な生活にも不可欠です。

アメリカ・フランス・スペイン・イタリア・日本・韓国などの
主要国の国際的な睡眠時間の平均は、男性8.3時間、女性8.4時間となっています。

そして日本は、男性が7.9時間、女性は7.6時間という平均睡眠時間です。

主要国との比較では、日本の男性はワースト2位、女性はワースト1位と言う睡眠時間の短さでした。(2011年)
世界的に見ても日本人の睡眠時間は短く、しっかりと睡眠を取れている人は少ないです。

なぜ睡眠が大切なのか

元気に仕事をしたり、プライベートを充実させるためには十分な睡眠が必要です。
ヒトは眠ることで日中の疲労を解消することができます。

質の良い睡眠をとる → 起きて活動する → 疲れをとるために眠る

睡眠はこのように体の恒常性(ホメオスタシス)を維持する役割を果たしています。

恒常性(ホメオスタシス)とは、“体の内外の環境、因子の変化に関わらず、体の状態を一定に保つようにする仕組み“のことです。

さらに、睡眠にはサーカディアンリズムという
いわゆる体内時計によって、「眠くなる、寝たら起きる」という体のメカニズムを作る役割もあります。
私たちは生まれながらにして、このリズムを刻む遺伝子(時計遺伝子)を持っています。
その体内時計の周期には個人差がありますが、およそ 24〜25 時間程度と言われています。

このサーカディアンリズムは睡眠覚醒のリズムだけでなく、
ホルモン分泌や血圧、体温調節などの自律神経系、免疫代謝系なども調整しています。
つまり、睡眠が体の調子を整えているのです。

睡眠障害による影響

アメリカのペンシルバニア大学などの研究チームが、異なる睡眠時間で生活している人に対して、
注意力や集中力などがどう変化するか見るために脳の反応速度を調べた研究があります。

この研究によると、徹夜をした人は反応速度がかなり悪化することが分かりました。

さらには 、4時間睡眠を 6日間続けていると、
徹夜している状態と同じ反応速度になることが分かっています。

このように睡眠不足は脳の反応速度や注意力、集中力に
大きな影響を与えていることがわかっています。

質の良い睡眠の鍵となるメラトニン

メラトニンは睡眠を促す重要なホルモンで、脳から放出されて、
体内時計の1日を決める重要な役割を果たしています。
1 日は24時間ですが、体内時計には個人差があります。

日本人の体内時計の平均周期は 24時間10分程度と言われています。
平均値ですので、それより長い人も短い人もおり、23 時間台から 25 時間台とばらつきがあります。
そして体内時計は生活によっても変動します。

それをリセットしてくれるのがメラトニンです。

メラトニンのリズムチェック

ここであなたのメラトニンリズムをチェックしてみましょう!

□ 部屋にあまり陽の光が入らない
□ 朝起きてカーテンを開けたり、陽の光を浴びることが少ない。
□ 夜照明をつけたまま寝ることが多い。
□ 寝る前にスマートフォンやテレビを見たり、コンビニに買い物に行ったりすることがある。
□ 休日の朝は遅くまで寝ていることが多い。


これらのどれかにチェックがついた人は、メラトニンのよいリズムができていない可能性が高いです。

体内時計は朝日を浴びてメラトニンが減少すると動き出します。

朝日を浴びると、脳にあるメラトニンの分泌が止まり、体内時計がリセットされます。
昼間はメラトニンが少なく、夜間に増加します。
目覚めてから 16 時間ほど経過すると、体内からの指令で再びメラトニンが分泌されると言われています。

また、メラトニンは子供の頃は多量に分泌しますが、
思春期を過ぎた頃から分泌量が減り、年齢とともに減っていきます。

子供は夜になると自然に眠りますが、年齢を重ねると睡眠時間が短くなったり、不眠症になってしまうのは、メラトニンの分泌量が影響している可能性があるのです。

深部体温と睡眠の関係

睡眠の質は、皮膚体温や深部体温と深い関係があることがわかっています。

深部体温とは内臓の温度のことをいいます。

脇の下などで測定する一般的な体温は皮膚体温です。
一方、肛門から体温計を入れて測定する直腸温などが深部体温です。

深部体温は朝から上がり続け、17 時頃に最も高くなります。
この時間が 1 日のうちで最も覚醒している元気な時間ということです。

最も低いのは朝の 4 時頃で、深部体温の低い時間は眠くなり、高い時間は覚醒します。

深部体温が下がると生命を維持している体内の酵素反応が低下し、代謝が下がって、
脳や臓器などが休息に入るといわれています。
このように眠気と深部体温は密接に関係しています。

睡眠の前は手足などの体表面が温かくなると言われています。
体表面の温度が上がることで、反対に深部体温は下がります。

質のいい睡眠のためには体表面の温度(皮膚体温)を上げて、深部体温を下げることが必要です。

眠る前の入浴が良いと言われているのは、皮膚温度が上がることで放熱が起こり、深部体温が下がるというリズムを作れるからです。

自律神経と睡眠の関係

自律神経は大昔から存在する24時間の地球リズムに合わせて、日中の活動と夜間の休養やエネルギー蓄積を担っています。
しかし、現代のストレス社会や人工的な生活環境は自律神経に大きな影響を与えています。

自律神経は内分泌系や免疫系にも大きな影響を与え、動脈硬化を始めとした生活習慣病のほか
がんや自己免疫疾患などの原因にもなります。
そうした症状の 1 つとして、夜には抑制されるべき交感神経の活動の高まりによって
寝つきが悪くなったり、夜中目覚めてしまったり、朝方に目が覚めてしまうなどの睡眠障害が起こります。

一方で睡眠、食事、運動などの生活習慣を整えることで、自律神経も整えることができます。
つまり、適切な睡眠のために生活習慣を改善することは、健康の維持向上だけでなく、
病気の発症や予防にも大きな力を発揮すると言えるのです。

なぜ女性に睡眠障害が多いのか

女性の睡眠障害の割合は男性の1.5〜2倍といわれています。
これには月経前症候群(PMS)が影響していると考えられています。

日本においては、女子高校生の64.6%、20〜49歳の女性の95%が、
何らかのPMS症状を持っているという調査があります。

PMSの症状として、下腹部痛、腰痛、頭重感、体重増加などの身体症状の他に
睡眠障害、食欲の変化、集中力の低下、イライラ、ゆううつ、不安感などの精神症状がみられます。

規則的な月経周期がある女性の場合、生理周期によるホルモンの変動が睡眠や覚醒のリズムに影響を与えます。

生理前に分泌されるプロゲステロンはそのホルモン自体に催眠効果を持ち、体温調整中枢に作用して深部体温を 0.3〜0.4℃上昇させます。

睡眠の質を向上させるためには、深部体温の変化が重要ですが、プロゲステロンの影響で生理前に基礎体温が上昇し、体温変動のメリハリがなくなって睡眠が浅くなり、起きている時にも強い眠気を感じようになります。

このため、生理前には「いくら寝ても眠い」という症状が現れてしまうのです。

加齢による睡眠の変化

加齢による睡眠の変化を見ていくと、年齢によって差はあるものの、
男女ともに加齢により睡眠時間が短くなる傾向にあることが分かっています。


女性の場合はなかなか寝付けなかったり、夜中目が覚めてしまったりする人が多く、
年齢を問わず、全体的に睡眠の質が低下します。

20代〜30代は育児なども影響し、夜中に起きてしまう人が多くいます。
40代以降では睡眠時間は短くなっていき、50代からは眠れないなど、睡眠の質の低下が見られ、睡眠薬の使用が増えるなど、女性の睡眠障害は急増していきます。

50代から睡眠障害が増える原因として、閉経によるホルモンバランスの乱れの影響が考えられています。
睡眠障害はホルモンの影響の他にも、経済状況や仕事の状況、家庭環境などの社会的要因も大きく影響しているとされています。

まとめ

・世界的に見ても日本人の睡眠時間は短い
・睡眠が体の調子を整えている
・眠気と深部体温は密接に関係している
・女性の睡眠障害の割合は男性の1.5〜2倍。これには月経前症候群(PMS)が影響している
・睡眠障害は経済状況や仕事の状況、家庭環境などの社会的要因も大きく影響している


参考文献:看護師のための睡眠実践法 不規則勤務に負けない心と身体のセルフケア
  著者:田中 智恵子 長田 梨那 ほか
 発行所:株式会社日本医療企画

当サロンでの睡眠障害へのアプローチ

『整体で睡眠障害が良くなるの?』と思われるかもしれません。

一般的な整体では、筋肉・骨格にアプローチされることが多いので
睡眠障害に対するアプローチまで行っているところは少ないのが現状です。

当サロンでは、体質改善という考え方をもとに
身体の外側からだけでなく、内側からもアプローチすることが特徴です。

まずは、今のあなたの症状やお薬の状況、生活習慣、ストレスの要因などを
丁寧にカウンセリングさせていただきます。

そして、まずはハンドでのアプローチによって
筋肉・骨格の調整を行います。

筋肉・骨格の状態が悪くなってしまうと、
全身の血流低下、ホルモンバランスの乱れ、内臓の機能低下につながるので、
まずは背骨・骨盤・股関節という
人間の身体の土台をしっかりと整えます。

内臓に不調があると、“自律神経”にも悪影響が及び、ホルモンによる身体の調整も乱れてしまうので、体質に合わせた内臓へのアプローチも行います。

子宮、卵巣や腸にもアプローチすることで、
女性の睡眠障害に影響を与えている月経前症候群(PMS)の改善も図ります。


さらに、脳と“自律神経”の周りを満たすことで保護をし、循環することで老廃物を排出する役割を持つ脳脊髄液へのアプローチも同時に行います。

脳脊髄液の正常な流れを維持し、脳のリズムを整え、脳が深呼吸できる状態を保つために
頭蓋骨や仙骨のズレを調整する施術(クラニオセイクラルセラピー)を行うことで、自律神経を整えます。

頭蓋骨と仙骨への施術を受けてくださった方からは、
「ぐっすり眠れました!」「朝、すっきり起きられました!」
というお声をたくさんいただいております。


さらには、高周波温熱美容器、空気圧美容器を使用し
体温、代謝、体液循環、腸内環境へもアプローチすることで、
睡眠障害が起こりにくい身体を目指すことができます。


あなたのお身体の状態に合わせながら、アプローチを行い
食事や生活習慣のアドバイスを含めたトータルアプローチをさせていただきますので
ご安心ください。

整体サロン ウッドベルについて

当サロンのサービスは、なりたい自分を叶えていくためのものです。

あなたの“なりたい自分”に合わせて、
体質改善をベースとした「筋肉・骨格」「内臓」「自律神経」へのオールハンド整体と
「洋服を着たまま寝ながらその場で痩せられる」美容マシンを使ったハイブリットなメニューで
あなたのためだけのサービスを提供します。

『完全予約制』のためお待たせすることはなく、
他のお客様と顔を合わせることもありません。

サロンのすべての空間が
"あなた"のためのものです。

初めての方は、丁寧なカウンセリングとお身体の評価、オールハンド整体、美容マシンを
お試し価格で受けることができる『初回体験』をご予約ください。

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