腸活で花粉症とさよなら!健康な腸がもたらす驚きの効果
これからの季節、花粉症の症状が強くなり、不快な気分になりませんか?
花粉症は、日本人の40%以上が発症している病気で、目のかゆみ・鼻水・くしゃみなどの症状を引き起こします。
重症な場合には、呼吸するのが大変になり、外出ができなくなることもあります。
花粉症は年々増加傾向で、その要因の1つに腸内環境の変化があると考えられています。
目次
花粉症と腸内環境の関係
腸内環境とは、腸内に住みついている約1,000種類、約40兆個あるといわれる腸内細菌たちのバランスのことです。
そのうち、ほぼ全員が共通して持つ菌は160種類程度です。
腸内細菌は大きく分けて、人によい影響を与える善玉菌と、悪い影響を与える悪玉菌があります。
この2種類の他に、日和見菌というどっちつかずの菌が7割を占めており、多い方の菌に味方をします。
腸内環境がよいというのは善玉菌が多い状態で、腸内環境が悪いというのは悪玉菌が多い状態です。
花粉症の症状がひどい方は、腸内環境が悪い状態がほとんどです。
悪玉菌が優位になって善玉菌が減少していると、花粉症の症状がひどくなります。
花粉症を少しでも和らげたいなら、善玉菌を優位にして、日和見菌を味方にすることが重要です。
腸の働きと免疫システム
口に入れた食べ物は食道を通り、胃に運ばれます。
胃で強い酸性の胃液にまみれて消化され、ドロドロの状態になります。
その後、胃に続く十二指腸の弁が開いて食物を迎え入れ、
胆嚢から胆汁、膵臓から膵液が流れこみます。
こうして食物は消化液によって栄養素に分解されます。
十二指腸から小腸へ送られた栄養素は、小腸の内部に張り巡らされた絨毛(じゅうもう)という突起から吸収され、
血管内からまず肝臓へ運ばれます。
食べたものに含まれる栄養素は、この段階でほとんど体内に吸収されますが、その残りカスは大腸に運ばれ、そこで待ち受ける腸内細菌たちに分解・代謝され、最終的に残った不要物が便として排出されます。
このうち免疫システムが働くのは小腸です。
食べるという行為は、体の外から中に栄養素を取り組む行為です。
しかし、外環境には病原菌やウイルスなどがいます。その中から必要な栄養素だけを取り込み、悪いものが入ってこないようにブロックする腸は、生体防御の最前線とも言えます。
免疫システムの乱れと花粉症の関係
全身の免疫細胞の実に約60〜70%は腸に存在していると言われます。
なぜなら腸は、菌やウイルスが入ってきやすいからです。
小腸は消化・吸収を行うだけでなく、人間の体の外側と内側を隔てる非常に重要な組織です。
免疫は“非自己”に対して働いています。食べ物は“非自己”なので、免疫システムにとっては攻撃対象です。
しかし、人間は食べ物を食べないと生きていけないので、口から入るものに関しては“非自己”ですが、攻撃しなくていいという免疫抑制がかかります。
腸内細菌は私たちの免疫システムをコントロールしてくれています。
腸内細菌の刺激によって、抗菌ペプチドの量が増えたり、T細胞というリンパ球の分化が促されることがわかっています。
これは、腸内細菌が本物の感染ではないにしろ、“感染のような反応”を起こすことで、
免疫システムを強化しているということです。
この腸内細菌のバランスが乱れると、免疫系のバランスも乱れてしまいます。
通常、免疫はウイルスや病原菌といった外敵を攻撃しますが、腸内細菌のバランスが良くないと、
体に悪いものではない食物や花粉を間違って攻撃し、食物アレルギーや花粉症になってしまいます。
いいバランスの腸内細菌は、腸内で短鎖脂肪酸という成分を作り、これが過剰な免疫反応にストップをかけ、
アレルギーや花粉症を予防できることもわかってきています。
腸管内に生息する腸内細菌のまとまりが、『もう1つの臓器』として、免疫機能を調節しているため、
過剰な免疫反応を抑え、アレルギーや花粉症を予防するには、腸内環境を整えることが大切です。
花粉症に効果的な腸活
腸内環境を改善するには、善玉菌を増やし、日和見菌を味方にして、腸内細菌のバランスを整える対策を行うことが大切です。
善玉菌の1種である酪酸菌が花粉症の発症に関係することも分かっています。
酪酸菌は、腸内で酪酸を作り出す細菌で、腸の環境を弱酸性にし、善玉菌が住みやすい環境を作ってくれます。
腸内環境の改善が花粉症などのアレルギーの病気の予防・改善につながる可能性があります。
善玉菌を含む食品や、善玉菌のエサとなるオリゴ糖、食物繊維が含まれる食品を摂取することが効果的といわれています。
ヨーグルトや納豆、乳酸菌飲料などが善玉菌を含む食品です。
また、大豆や玉ねぎ、ごぼう、アスパラガス、バナナなどに含まれる食物繊維やオリゴ糖は善玉菌のエサとなります。
毎日の食事に取り入れましょう。
近年、腸活の分野で注目されているのが、腸内で食べ物の残りカスを善玉菌が分解した菌の代謝物です。
短鎖脂肪酸と言われれば、聞いたことがあるのではないでしょうか?
短鎖脂肪酸と呼ばれる酪酸・酢酸・プロビオン酸などは、腸内の善玉菌が活性化しているときに作られます。
免疫システムや自律神経を整えてくれるので、花粉症やアレルギー予防にも注目されています。
当サロンでは、多種類の乳酸菌とビフィズス菌を特殊な方法で培養し、短鎖脂肪酸などの乳酸菌生産エキスを抽出した
“腸活サプリメント”をご用意しています。
腸内の善玉菌を強化することによる健康効果が身体にダイレクトに働きかけてくれます。
生活習慣も重要で、適度な運動や十分な睡眠、規則的な排便習慣をつくることも、腸内環境を改善するために役立ちます。
ただし、自己判断せずに医師や専門家に相談して適切な治療を受けることも大切です。