美しさを保つ秘訣!腸活の効果を倍増する注目すべき代謝物!
いつまでも若々しく美しい状態をキープするためには、腸内環境を整えることが欠かせません。
特に今、腸活の分野で注目されているのが、腸内で善玉菌が代謝・発酵することで作ってくれる『乳酸菌生産物質』です。
『乳酸菌生産物質』の身体への影響は多種多様で、健康や美容・ダイエットまで幅広く効果が期待できます。
今回は、女性のお悩みに多い肌やダイエット、髪の毛のツヤ、口臭に対して
『乳酸菌生産物質』がどのような効果をもたらしてくれるのかを解説します!
目次
- ○ 便秘を改善して、美しい肌へと導く
- ○ 乳酸菌生産物質で肥満になりにくい体作りをサポート
- ・短鎖脂肪酸とは
- ・短鎖脂肪酸が体重を減らすメカニズムがある
- ○ 細胞レベルで発毛を促進する
- ○ 口腔内細菌を抑制し、お口のエチケットの手助けに
- ○ 乳酸菌生産物質のエビデンス
便秘を改善して、美しい肌へと導く
美肌への近道は、腸内フローラのバランスを整えることです。
便秘をすると肌荒れが起きやすくなるのは、腸と肌の調子が密接に関係しているからです。
便秘は腐敗物質を腸内に蓄積します。有毒ガスや活性酸素は腸内環境をさらに悪化させ、血液を通して全身に運ばれ、
末端組織である皮膚にも悪影響を及ぼすのです。
2018年に行った長崎国際大学の臨床試験では、乳酸菌生産物質を取ることで便秘傾向が改善し、
肌のツヤや色ムラ、べたつきが改善されたと報告されています。
また、私たちの肌には皮膚常在菌が複数存在していて、この菌たちのバランスも健康的で美しい肌に関係しています。
この中で表皮ブドウ球菌をはじめとする善玉菌が、別名「美肌菌」と呼ばれています。
乳酸菌生産物質を含む基礎化粧品を被験者に4週間使用してもらった結果、美肌菌の数が平均3.8倍にも増加したと報告されました。さらに蒸散量の抑制によって、肌の水分量も1.2倍に改善されました。
被験者を対象としたアンケートによると、保湿の改善を強く感じたという回答が得られ、肌のハリやシミの改善も見られました。
このことから、乳酸菌生産物質は肌に塗っても、皮膚の健康維持に好ましい影響を及ぼす可能性があると期待されています。
コロナ禍の長期的なマスク生活の中で、肌荒れやニキビなど多くの肌悩みを抱えている人が増える中、
インナーケアとスキンケアの両方から美肌へアプローチする成分としても、乳酸菌生産物質は注目されています。
出典:「乳酸菌生産物質の機能性と基礎化粧品への応用」長崎国際大学より
乳酸菌生産物質で肥満になりにくい体作りをサポート
近年、食生活の変化や運動不足により肥満が増加しています。
内臓肥満に高血圧や高血糖、脂質代謝異常などが組み合わさると、心臓病や脳卒中につながることから
肥満(メタボリックシンドローム)は、国を挙げて注意喚起されるほど深刻な問題になっています。
肥満を誘発する便秘の改善・緩和に有効とされる食物繊維には、血糖値上昇を抑える効果があることが近年わかってきました。
この食物繊維の機能性に影響を及ぼすのが腸内細菌です。
さらに、京都大学の木村郁夫特任准教授らの研究により、腸内細菌が生産する乳酸菌生産物質の成分である短鎖脂肪酸が、
脂肪の取り込みを抑制し、腸のぜん動運動を促進することで、身体全体の代謝をアップさせる効果があることが
2013年に発表されました。
短鎖脂肪酸とは
短鎖脂肪酸とは、腸内の善玉菌が水溶性食物繊維やオリゴ糖などを分解・発酵して生み出す物質です。
腸内を弱酸性に保ち、腸粘膜のエネルギー源になり、大腸のぜん動運動を促進するなど、腸内環境を整える働きがあることが
近年の研究でわかってきました。
短鎖脂肪酸の働きには、『腸内を弱酸性に保つ』『腸のぜん動運動を促進』『腸粘膜のエネルギーになる』
『水やミネラルの(Na,Ca,Mg)の吸収促進』『炎症性サイトカインの抑制』『肝臓での脂質合成を抑制』といった
ヒトの健康を保つ上でとても有益なものがたくさんあります。
短鎖脂肪酸が体重を減らすメカニズムがある
高脂肪食を与えられた肥満マウスで、短鎖脂肪酸が体重の増加を抑制した研究結果もあります。
腸内細菌の発酵によって生み出される短鎖脂肪酸の効果を調べるため、3〜4週齢のマウスを
高脂肪のエサを与える群と、短鎖脂肪酸性のエサを与える群にわけ、12週に渡って体重の変化を観察したところ、
短鎖脂肪酸の群の体重の増加が抑えられたことがわかりました。
このことからも、短鎖脂肪酸を直接的に取り入れることができる乳酸菌生産物質は、
肥満やメトボリックシンドロームの改善に期待が持てます。
細胞レベルで発毛を促進する
「髪の毛のボリューム感がなくなった」「抜け毛が気になる」など、かつては年齢を重ねた男性に多かった薄毛の悩み。
近年では、女性にも多く見られるようになり、20歳〜69歳の男女を対象にした調査では、
男性の約3割、女性の約1割が薄毛であると答えています。
抜け毛や髪の量が少ないなど薄毛の症状は、これまでは50代半ばから加齢による影響が大きいとされてきましたが、
近年ではストレスや食事、睡眠など、生活習慣の乱れも薄毛の原因になると言われ、
30代〜40代でも増加傾向にあります。
乳酸菌生産物質は発毛促進効果が認められ、こうした薄毛の予防・改善にも役立つと考えられています。
長崎国際大学の榊原隆三教授がマウスで行った、乳酸菌生産物質の発毛効果の試験で、
乳酸菌生産物質を塗ったマウスに発毛面積の増加や発毛期間の短縮が見られると結果が出ています。
このことから乳酸菌生産物質は塗ることでも発毛を促進し、薄毛症状の改善に役立つとのではないかと考えられています。
口腔内細菌を抑制し、お口のエチケットの手助けに
本人や周りの人が不快に感じる口臭。自分に口臭があると自覚している人は80%を超えると言われています。
コロナ禍でマスクの着用が定着する中、「口臭が気になる」という人が増えているという報告もあります。
口臭は口の中の細菌がタンパク質を分解・発酵する際に発生するガスが主な原因です。
口臭には一時的に強くなる生理的なもの(アルコールやニンニクなど血液中の成分が肺を通して呼気になったもの)の他に
舌苔(舌にたまった食べカスや粘膜、細菌のカス)の異常や唾液の減少、歯周病菌の増殖などが原因になるものもあります。
不快なニオイの原因になるガスには、卵が腐ったような臭い(硫化水素)の他、玉ねぎが腐ったような臭い(メチルメルカプタン)やキャベツが腐ったような臭い(ジメチルサルファイド)などがあります。
中でもメチルメルカプタンは口臭の強弱に強い相関があるとされ、口臭を評価する指標となっています。
乳酸菌生産物質にはこの口腔内細菌によるガスの発生を抑える効果があるという報告があります。
乳酸菌生産物質のうがい剤を使用した臨床試験では、3カ月の試験後に平均で硫化水素、メチルメルカプタン、
ジメチルサルファイドが減少したことが報告されました。
自分ではなかなか気づきにくく、マスクの着用によって自分の口臭が気になる人も増えている中、
乳酸菌生産物質の口臭予防の効果への期待がさらに高まっています。
乳酸菌生産物質のエビデンス
世界中の大学や研究所で、研究が続けられる乳酸菌生産物質は、様々な効果が確認されています。「免疫」「便通改善」「肝機能」「糖尿病」「骨粗鬆症」「代謝改善」「口臭・虫歯」「毛髪」「肌質改善」「腸内環境改善」など、たくさんの報告があります。乳酸菌生産物質をうまく活用することで、さまざまな体の不調を解決できる可能性が示唆されています。
当サロンでは、『腸活』に特化したアプローチもご用意しております。
現代社会で実践すべき食生活の改善方法や腸の基礎・基本をお伝えして、セルフケアで腸を整えつつ、
国家資格を持ったセラピストが数ある中から厳選した
乳酸菌生産物質を摂ることができるサプリメントを数種類ご用意しております。
体質に合わせてご提案させていただきますので、便秘や腸活のことでお悩みがある方は
お気軽にご相談ください。