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体温アップで美肌&健康を手に入れる!冷え知らずのお白湯の力

あなたの体温は何度ですか? もし、35℃台ならかなり危険な状態です。
きっと何かしらの不調に悩まされているはず。

女性の体は、男性よりも筋肉量が少ないため、多くの女性に冷えがあると考えられます。
大多数がそうだからといって、冷えを放置しないでください。

“体が冷えている” ということは、血流の悪いところがある
つまり、体内のバランスが崩れている証拠です。

例えば、生理痛やPMS、頭痛、肌のトラブル、イライラ、落ち込みなど、
あらゆる不調は、体を温めれば回復することも多いです。

今回は、冷えの悪影響と冷えを改善するために実践してほしい
“お白湯飲み”について解説します。

目次

冷えがあらゆる病気を招く

女性は男性に比べ筋肉量が少なく、ホルモンの影響などで、どうしても冷え性になりがちです。
体が冷えると、肩こりや腰痛、生理痛、便秘など、さまざまな不調が出てしまうことに。

特に東洋医学で大切にされているのはお腹です。

「お中=体の中心」と考えられているように、胃、腸、肝臓などの内臓が集まっている大切な場所です。
小腸は約7m、大腸は約1.5mもの長さがあり、体内の免疫細胞のうち約70%が腸に集中しています。

お腹が冷えると腸の働きが悪くなるため、免疫力が低下し、下痢や便秘、胃腸炎などを招く原因に。

逆に、お腹を温めると血流が良くなり、免疫細胞も活発に働くようになります。

そのため、腸内環境を整えるのはもちろん、免疫力を高めるためにも、『お腹を温めること』はとても大切です。

冷え予防・改善にはお白湯がおすすめ!

お白湯は私たち日本人の体質にとても合っています。
なぜなら、日本人は諸外国の人に比べて体が冷えやすいという特徴があるからです。

民族的に元々胃腸の力が弱いというのも理由の一つですが、
冷たいものの食べすぎや過食という現代人の食生活が、日本人の胃腸をさらに弱らせています。

そして、胃腸が弱ってしまうと、必然的に体全体が冷えるのです。

なぜなら、小腸は長さが約7m、大腸は約1.5mもあり、
広げると小腸はテニスコート1面分、大腸はテニスコート半面分にもなります。

この面積が広い小腸と大腸が冷えてしまうと、他の臓器や血管を流れる血液が冷やされてしまい、
自律神経の働きも悪くなってしまうため、体全体が冷えてしまうのです。

特に女性は腸の近くに、子宮・卵巣があり、その女性器が冷えてしまうと、
生理痛や生理不順、PMSや不妊につながってしまうので、
腸を冷やさないことはとても重要です。

お白湯を飲むことでの変化

“お白湯飲み”は、誰でもすぐに胃腸を温めることができるシンプルで簡単な方法です。
特に女性は、男性に比べて胃腸が冷えやすいので、お白湯の効果が表れやすいでしょう。

胃腸が温まると自律神経が整い、全身の機能が活性化するので、
代謝も免疫力も上がって、体内の老廃物が排泄され、余分な脂肪が燃やされ、体そのものが軽くなります。

実際、白湯を飲み始めて1〜2カ月後には、多くの人の体重が1kg〜2kg落ちます。

一般的に冷え性とは、平熱が36℃未満の人のことです。
元々の胃腸の弱さと現代の食生活の乱れが重なり、今、低体温の人(特に女性)が非常に増えています。

体温は実は免疫力とも関係があります。
一説には体温が1℃下がると、免疫力が数十%下がるとも言われています。

そのため、体が常に温かい状態であれば免疫力が自然と高まり、病気にもなりにくくなるのです。

反対に、常に体が冷えている人は、今後さまざまな病気を招く可能性があるとも言えます。

胃腸の力が生命活動の力

ここでひとつ質問をしてみましょう。

私たちの生命は一体何によってできているのでしょうか?

答えはいたってシンプルで、毎日食べたもので出来ているわけですが、
重要なのは食べたものがしっかり腸で吸収され、自分の体になっているかどうかということです。

どんなに体に良いものを食べたところで、胃腸の消化・吸収の機能がきちんと働かなければ、体の一部にはなりません。

食べたものはまず胃腸で消化されますが、
この消化力をアーユルヴェーダでは、消化の火=アグニと呼びます。

胃腸で消化された食べ物は、いったん吸収されてから血液に乗って肝臓に入り、そこでさらに分解されて栄養素になります。

その栄養素が全身にわたって各臓器にエネルギーを与えているわけですが、
このプロセスを行う力の源が、胃腸の消化力なのです。

そのため、胃腸の消化力が弱まると、人間の生命活動のすべてが弱ってしまいます。

この生命活動の根源である胃腸に直接作用するのがお白湯です。

お白湯を飲んで胃腸の消化力が活性化すると、心が軽やかになって安定し、日常生活が不思議なほど順調に運ぶようになります。
焦りや不安といった余計な雑念も浄化され、自分が幸せになるための道がはっきりしてくるので、
ポジティブに毎日を過ごせるようになります。

お白湯ではなく、お茶ではダメ?

「お茶ではお白湯の代わりになりませんか?」という質問を受けることがよくあります。
もちろん胃腸を温めるという意味では、お茶でも多少効果があるでしょう。

ただお茶は様々な成分を含んでいるので、胃腸を浄化する効果は期待できません。
お茶で手を洗う人がいないのと同じように、胃腸をきれいに掃除するにはお白湯が最も適しています。

お白湯が引き出してくれる“自然治癒力”

注目したいお白湯のもう一つの大きな効能は、バランスを整える作用です。

お白湯は自律神経やホルモンのバランスをはじめ、体のあらゆるバランスを整えてくれる飲み物です。

私たち人間を含むすべての生物は、恒常性(ホメオスタシス)といって、
生体の内部や外部の環境の変化にかかわらず、生体をある一定の状態に保とうとする性質があります。

例えば、食事をした後は血糖値が上がりますが、おのずとインシュリンが膵臓から分泌されて、血糖値が自然に下がります。
私たちの意思とは関わりなく、体には理想的な状態に戻ろうとする自動調整能力、いわゆる“自然治癒力”があるからです。

この“自然治癒力”は、生命の維持のためになくてはならないものですし、
生きていれば当たり前のように感じることですが、
実は生命科学でも、まだ全ては解明出来ていない、とても神秘的なプロセスです。


ただハッキリしているのは、この“自然治癒力”を高めるのにお白湯が効果を発揮するということです。
もちろん、お茶にも良い成分が含まれていて、交感神経の働きを活性化するなどといったある特定の効果はありますが、
言い換えれば、成分の特性に偏った効果しかありません。

生命とは全体です。
『私』というのは、脳や心臓などのパーツを指しているわけでもないですし、心や感情を指しているわけでもありません。
約37兆個ともいわれる細胞の集合体全体が『私』なのです。

お白湯は、体のある特定の部位にではなく、生命活動におけるすべての調整能力を高めバランスを整えてくれます。

お白湯の素晴らしさは、私たち生命が本来持っている全体性を取り戻してくれることだといっても過言ではありません。

まとめ

・冷えはあらゆる病気を招く
・現代の女性は冷えやすい
・お白湯を飲むことで、体重も減りやすくなる
・お白湯が“自然治癒力”を引き出してくれる


参考文献:カンタン!すぐ効く!病気にならない「白湯」健康法
著者:蓮村 誠
発行者:岡 修平
発行所:株式会社PHP研究所

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