年末年始の食べ過ぎ、飲みすぎに注意!腸内リセットのための正しいケアとは?
宴会続きの年末年始。暴飲暴食を繰り返し、内臓にダメージを与えていませんか?
特に現代人は、忙しい日々の中で食事をおろそかにしてしまう人が多いのではないでしょうか?
料理をする時間と気力がなくなると、外食やテイクアウトが多くなり、
頭で理解している栄養理論からは程遠い食生活に陥ってしまいます。
脂質、糖質、塩分の多い高カロリー食が続けば、太りやすいだけでなく、内臓にとっても大きな負担です。
食の欧米化によって、伝統的な和食を好む腸内細菌よりも、肉や脂肪を好む腸内細菌が住みやすい環境をもたらし、
それが数々の全身の病気に影響している可能性があります。
今回は、年末年始の暴飲暴食で乱れやすい腸内環境についてのお話です。
目次
腸内細菌は謎だらけ!?
腸内環境というと、多くの人は腸内細菌叢(腸内フローラ)を思い浮かべるでしょう。
乳酸菌やビフィズス菌を摂れば、良い腸内環境になると言われていますが、
実際のところ、腸内細菌が腸内で何をしているのか、詳しくはハッキリとしていません。
乳酸菌やビフィズス菌、そのエサになる食物繊維を摂ることは、まあ、悪くはないだろうという程度です。
乳酸菌入り食品は本当に効果的?
胃腸への漠然とした不安から、乳酸菌入り食品に手が伸びる人が多いですが、その食品は本当に万人に効くのでしょうか?
何が身体にいいか、悪いかは時代によって変わってきています。
良さそうだというイメージから、特定の食品を集中的に食べ続けて、後になって実は良くなかった、などということにならないとも限りません。
食の乱れのほかにも、ストレスは消化器に直接ダメージを与えます。
下痢、便秘以外にも、さまざまな悩みが現代人にはありますが、食事を改善することなく、自己判断で市販薬に頼ってしまう人も多いです。
ストレスで内臓のダメージは重症化
色々な市販薬を試すのは個人の自由ですが、何が原因の下痢かで事情は全く変わります。
腸炎を起こしているのに単なる下痢だと思い込み、自己判断で下痢止めを飲んでしまうと重症化して、非常に危険です。
薬の乱用は避け、即座に病院を受診すべきです。
東洋医学の分野でも、ストレスによる胃腸のダメージを重視しています。
しかし、痛みや便通の変化でも起きない限り、内臓の不調に気づくのは難しいです。
東洋医学では、“病の応は体表に現れる”といい、内臓の不調が皮膚に現れると考えられています。
日々のトイレで消化器のコンディションのヒントは得られますが、
たまには姿見の前で自分の体をチェックすると、不規則な食事に対する変化が見られるかもしれません。
皮膚も内臓も繋がっているので、見た目の変化は内部の変化も暗示しているのです。
腸内環境を左右する、食物繊維
食物繊維ではゴボウやキクイモ、チコリに豊富なイヌリンという物質は、小腸の質を改善してくれると言われています。
人はイヌリンを直接分解できませんが、腸内細菌が分解してくれると、フラクトオリゴ糖という物質になります。
このフラクトオリゴ糖が小腸に働きかけると、GLP-1(グルカゴン様ペプチド−1)という腸管ホルモンの分泌を促し、
GLP−1は膵臓のランゲルハンス島β細胞に作用して、インスリンの分泌を促すことが知られています。
つまり、簡単な話、ゴボウは糖尿病に対して予防的に働くホルモンの分泌を促してくれるということ。
ゴボウには他にも嬉しい成分としてクロロゲン酸が豊富に含まれています。
クロロゲン酸は、脂肪燃焼を高める成分だと考えられています。
皮ごと食べないと効率よく摂取できないので、ゴボウ茶などの加工食品では、摂取がちょっと難しいところが難点です。
ビフィズス菌を摂ると腸に定着するのか?
腸内環境のためにヨーグルトを食べる人は多いです。
ヨーグルトに含まれるビフィズス菌や乳酸菌は、ヒトの腸管内に定着するのでしょうか?
実験によると、確かにヨーグルトを食べ続けている間は、そこに含まれるビフィズス菌や乳酸菌は腸内に留まります。
しかし、食べるのをやめてしまうと、2週間後にはヨーグルト由来の菌は検出されなくなります。
つまり、外から摂り入れる菌は、便からの排泄量を上回るほど供給されている間に限り、
見かけ上は定着したように見えているだけです。
食べなくなる=供給量がゼロになると、多かれ少なかれ全て排泄されてしまいます。
便通や体調が良くなる体質にあったヨーグルトを見つけたら、食べ続ける姿勢が大切です。
ただし、ヨーグルトには砂糖が大量に含まれているものもあるので、注意が必要です。
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